歯科医院・歯科医師のためのAIプロンプト集
受付の一日を埋め尽くす「文章書き」のためのプロンプトです。定期検診の案内、予約確認、治療内容と費用のご説明、口コミへの返信、シフト表、事務連絡。ひとつコピーして、[かっこ]の中を自院の情報に差し替え、お使いのAIに貼り付けてください。
歯科医院での実際のAIの使いどころ:価値の大半は診療そのものではなく、チェアの周りで発生する文章と、そのやりとりにあります。定期検診の案内文、「お見積りができました」のご連絡、口コミへの返信、新患さまへのご案内メール、スタッフ向けのシフト連絡、治療計画をやさしい言葉に書き直した説明文。スタッフがプロンプトを貼り、かっこの中を埋め、返ってきた文章を読み、直して、送る。言葉の最終判断はあくまで人が握ります。AIは「白紙から書き始める負担」を取り除くだけです。
以下に、今日から使える25本のプロンプトを5つの領域に分けて掲載します。コピーして、[かっこの部分]を差し替えれば、すぐ使えます。
個人情報についてのお願い:プロンプトの中身は「患者さんご本人に読まれても困らない内容か」を基準に考えてください。お名前は姓のみ・名のみなど最小限に、既往歴や個人が特定できる情報は入れないでください。院内の守秘義務と、お住まいの地域の個人情報保護のルールに従ってください。AIが書くのは下書きです。送信前には必ず人が目を通します。
1 ・ 受付・電話対応
受付スタッフが毎日くり返し書いている文章です。予約確認、日程変更、新患さまへのご案内、「診療が押しています」のご連絡。
1. 予約確認のSMS
歯科の予約確認をお伝えする、短くて温かいSMSを書いてください。全角160文字以内。 医院名:[医院名] 患者さんのお名前:[患者さんの姓] 予約:[日付] [時刻] 担当 [担当者名] 入れる内容:確認のひとこと、来院前にお願いしたいこと([例:5分前にお越しください/診察券と保険証をお持ちください])、日程変更の連絡先([電話番号])。 文体:ていねいですが、かたすぎない「です・ます」。絵文字は不自然でなければ入れなくて構いません。
毎日の予約確認に。出てきた文章をテンプレートとして保存し、次回からは名前と時間だけ差し替えれば済みます。
2. 新患さまへのご案内メール
[医院名]に初めてご予約くださった新患さまへ、ご案内メールの下書きを書いてください。 患者さんのお名前:[患者さんの姓] 初回のご予約:[日付] [時刻] 簡潔に触れてほしい内容:初診の流れ、お持ちいただくもの([保険証、お薬手帳、他院の紹介状など])、駐車場や道順([アクセスの補足])、ご質問先([電話番号])。 400字以内。歯医者が苦手な方にも安心していただける、やわらかい「です・ます」で。
最初の印象が無断キャンセルを減らします。歯科が苦手な方への安心感が、この文章のねらいです。
3. キャンセル枠の日程変更
患者さんが予約日時の変更をご希望です。候補日時をご提案する、感じのよいSMSを書いてください。 患者さんのお名前:[患者さんの姓] もとの予約:[日付・時刻] ご案内できる候補:[候補1]、[候補2]、[候補3] ご希望の番号を返信いただくようお願いし、変更はまったく問題ないことをお伝えしてください。全角150文字以内。
空いた枠をすぐ埋めるには、患者さんの返信が「ワンタップ」で済むことが効きます。
4. 「診療が押しています」のご連絡
本日 [時刻] にご予約の患者さんへ、診療が約[数字]分押していることをお伝えする、短く正直なSMSを書いてください。 患者さんのお名前:[患者さんの姓] そのままの時間にお越しいただいて少しお待ちいただくか、[数字]分うしろにずらすか、選んでいただけるようにしてください。お詫びは一度だけ、丁重に。過剰に謝りすぎないこと。
待合室で「あとどれくらい?」と思わせるより、先に正直にお伝えするほうが信頼されます。
5. 電話での問い合わせを予約につなげる
[サービス名。例:ホワイトニング/定期検診とクリーニング]についてお電話でお問い合わせがありましたが、ご予約には至りませんでした。短いフォローのSMSを書いてください。 医院名:[医院名] お客さまのお名前:[姓] お問い合わせいただいた内容に触れ、ご予約をおすすめし([予約ページのURLまたは電話番号])、ご不明点にはいつでもお答えする旨を添えてください。押しつけがましくならないように、全角150文字以内。
問い合わせは冷めるのが早い。その日のうちの一声で、かなりの数が予約になります。
2 ・ リコール・再来院の呼びかけ
期限が過ぎた方、足が遠のいた方に、もう一度チェアに座っていただく。多くの医院にとって、これが最も大きな「埋もれていた予約」の源です。
6. 半年ごとの定期検診の案内
定期検診とクリーニングの時期を迎えた患者さんへ、感じのよいリコールSMSを書いてください。 医院名:[医院名] 患者さんのお名前:[患者さんの姓] 最終来院:[年月] ご予約をおすすめしてください([予約ページのURLまたは電話番号])。全角150文字以内。義務やお説教ではなく、「お口の健康を一緒に守る」という前向きな案内に。
リコールの基本形。とがめる調子にならないこと、それだけで反応が変わります。
7. 1年以上ご来院のない方への再来院のお声がけ
[医院名]に1年以上ご来院のない患者さんへ、温かいSMSを書いてください。 患者さんのお名前:[患者さんの姓] ご無沙汰であることに軽く触れ(責めない)、またお会いできたら嬉しい旨をお伝えし、予約しやすいようにご案内してください([予約ページのURLまたは電話番号])。必要なら「定期的な検診は小さな問題を早く見つけられます」と添えても構いません。全角160文字以内。
こうした患者さんは、多くの場合ただ足が遠のいただけです。「またお待ちしています」の一言が効きます。
8. もう少し詳しいリコールのメール
クリーニングの時期を過ぎた患者さん向けに、SMSではなくメールの下書きを書いてください。 医院名:[医院名] 書き出しは「[患者さんの姓]様」というプレースホルダーにしてください。 定期的なクリーニングが大切な理由(こわがらせない、やさしい言葉で)、ご予約の方法([予約ページのURL/電話番号])、現在の診療日([曜日・時間帯])を簡潔に。400字以内。期限切れリストの全員に使い回せる文章にしてください。
1通書けば、あとは名前を差し込むだけでリスト全員に使えます。
9. 無断キャンセルへのフォロー
ご連絡なく予約にいらっしゃらなかった患者さんへ、責めない、やわらかいSMSを書いてください。 患者さんのお名前:[患者さんの姓] 来院されなかった予約:[日付・時刻] お変わりないかを気づかい、あらためてのご予約をご案内してください([予約ページのURLまたは電話番号])。「不注意な人だ」ではなく「何かご都合があったのだろう」という前提で。全角150文字以内。
善意を前提にすると、関係も壊れず、予約も取り直せます。
10. お子さまの検診について保護者の方へ
お子さまの歯科検診について、保護者の方へリコールSMSを書いてください。 医院名:[医院名] 保護者のお名前:[保護者の姓] お子さまのお名前:[お子さまの名] [お子さま]の検診の時期であることをお伝えし、軽やかで親しみのある調子で、予約しやすいようにご案内してください([予約ページのURLまたは電話番号])。全角150文字以内。
保護者の方は日々手一杯です。お子さま名指しの、具体的で簡単な一声が行動につながります。
3 ・ 治療計画と費用のご説明
専門的な治療計画やお見積りを、患者さんが本当に理解できる言葉に変える。治療を進めるかどうかは、たいていこの会話で決まります。
11. 治療計画をやさしい言葉で要約する
この歯科の治療計画を、患者さんが理解できるやさしく安心感のある言葉に書き直してください。 患者さんのお名前:[患者さんの姓] 治療計画(診療メモ):[提案している処置名・内容を貼り付け] それぞれの段階が何をするものか、なぜ必要か、だいたい何が起きるかを説明してください。専門用語は使わず、不安をあおる表現も避けてください。最後に「ご不明な点は何でもお尋ねください」と添えてください。落ち着いた、わかりやすい文章で。私が渡していない費用や医学的な断定は、絶対に創作しないでください。
患者さんは「わかった治療」に同意します。診療メモを、ご自宅で読める説明文に変えるプロンプトです。
12. 「お見積りができました」のご連絡
治療のお見積りができたことをお伝えする、短くて感じのよいメッセージを書いてください。 医院名:[医院名] 患者さんのお名前:[患者さんの姓] 治療内容:[治療名] お見積りをご覧いただける(ご相談いただける)状態であること、お支払い方法についてもお気軽にご相談いただけること([例:分割のお取り扱い/保険適用の有無] ※当院で実際に用意しているものだけ)、そして次の一歩([お電話/ご返信/ご相談のご予約])をお伝えしてください。押しつけない調子で、全角150文字以内。
売り込みに感じさせず、お見積りをきちんとお届けするための一文です。
13. お支払い方法のご説明
治療のお支払い方法について、患者さんにわかる言葉で整理して説明してください。 患者さんのお名前:[患者さんの姓] 治療内容:[治療名] 当院で実際に用意している選択肢:[例:一括でのお支払い/分割のお取り扱い/保険適用の範囲] それぞれをかんたんに、中立的に並べ、ご本人が選べるようにしてください。私が挙げていない選択肢・金額・条件を勝手に作らないでください。安心感のある、押しつけない調子で。
こちらが渡した選択肢しか使いません。ありもしない金額や支払い条件が生まれないようにしています。
14. 治療後のケアのご説明
[処置名。例:抜歯/詰め物/根管治療]を受けられた患者さん向けに、治療後のケアの説明文を書いてください。 患者さんのお名前:[患者さんの姓] やさしい言葉で、次の内容を:これから24〜48時間で起こりうる通常の経過、していただきたいこと([例:やわらかい食事、◯◯は控える])、避けていただきたいこと、そして「様子がおかしいときはご連絡ください」という連絡先([電話番号])。 内容はその処置の一般的な注意事項の範囲にとどめ、「担当した歯科医師から直接受けた個別の指示が最優先です」とはっきり明記してください。
帰宅後に読み返せる紙があるだけで、不安からのお電話が目に見えて減ります。
15. 未予約の治療へのやさしいひと押し
治療が必要だとご納得いただいたのに、まだご予約に至っていない患者さんへ、思いやりのあるフォローSMSを書いてください。 医院名:[医院名] 患者さんのお名前:[患者さんの姓] ご相談した治療:[治療名] やわらかくお声がけし、「早めに対応したほうがシンプルに済むことが多い」ことに触れ、予約しやすいようにご案内してください([予約ページのURLまたは電話番号])。思いやりを持って。不安をあおったり、売り込んだりは絶対にしないでください。全角160文字以内。
同意はいただいたのに予約されていない治療を、強引さなしに拾い上げます。
同じ3本を毎日送っている、と気づきましたか? リコール、予約確認、口コミのお願い。多くの医院が最初に自動化するのはこの3つです。無料の歯科AI実践ガイドが、その手順を解説しています。22ページ、条件なしです。
4 ・ 口コミ・広報
満足いただいた患者さんに口コミをお願いし、いただいた口コミに返信し、いつも後回しになるお便りを書く。
16. 良い診療のあとの口コミのお願い
ご満足いただけた患者さんに、口コミの投稿をお願いする短く温かいSMSを書いてください。 医院名:[医院名] 患者さんのお名前:[患者さんの姓] ご来院のお礼を述べ、よろしければ簡単な口コミをいただけないかとお願いし、リンクを添えてください([口コミ投稿URL])。事務的にならず、心のこもった文章で。全角140文字以内。
タイミング(良い診療の直後)を外さなければ、これだけで評判が静かに積み上がります。
17. 高評価の口コミへの返信
この好意的な口コミに、温かく、その人に向けた返信を書いてください。 医院名:[医院名] 口コミ本文:[口コミを貼り付け] お名前が書かれていればお名前でお礼を述べ、書かれていた具体的な内容に触れ、テンプレ然としない、人間味のある文章にしてください。2〜3文で。
具体的な返信は、「口コミをちゃんと読んでいる医院」であることを伝えます。
18. 厳しい口コミへの返信
この否定的な口コミに、落ち着いた、礼儀正しい公開返信を書いてください。患者さんの個人情報や健康に関する情報は一切明かさないでください。 医院名:[医院名] 口コミ本文:[口コミを貼り付け] まず相手の体験を受け止め、必要な範囲でお詫びし、言い訳がましくならないようにし、続きは個別にお話しさせていただきたい旨をお伝えしてください([電話番号/メールアドレス])。診療の内容には公開の場で一切触れないでください。2〜4文で。
ここでの守秘の歯止めが肝心です。患者さんの診療内容を公開の場で語ってはいけません。
19. 月1回の患者さん向けお便り
[医院名]の患者さん向けに、短く親しみやすい月次メールのお便りの下書きを書いてください。 今月の内容:[例:季節に合わせたお口のケアのコツ、新しく始めた診療、スタッフのご紹介、診療時間の変更] 中身のある内容にしてください(埋め草ではなく、本当に役立つコツを)。温かい調子で、500字以内。最後にご予約の方法を([予約ページのURL/電話番号])。私が渡していないキャンペーン・価格・効能を勝手に作らないでください。
「お便りを出さなきゃ」を、5分で終わる仕事に変えます。
20. 医院のお知らせからSNS投稿を作る
[医院名]のSNS投稿を、短く親しみやすい文章で書いてください。 テーマ:[例:新しい歯科医師の着任/新しい診療メニュー/お口の健康週間/年末年始の診療時間] 内容:[入れてほしい事実] 温かく人間味のある文体で2〜4文。かんたんな行動のお願いを添えて([ご予約/お電話/DM])。関連するハッシュタグを3〜5個提案してください。私が渡した事実だけを使ってください。
広告代理店と契約しなくても、投稿を続けられます。
5 ・ 事務・シフト管理
院内向けの文章です。スタッフへの連絡、シフト表、院内ルール、そして医院を回すための要約。
21. 来週のシフト連絡をまとめる
次の勤務情報を、スタッフが読みやすいシフトのまとめに整理してください。 対象週:[日付] 情報:[誰がどの曜日・どの時間帯に入るか、休暇、休診日] 曜日ごとにひと目でわかる形にまとめ、気づいた抜けや重なりがあれば指摘し、実務的な調子で書いてください。私が挙げていないシフトを勝手に作らないでください。
ばらばらのシフトメモを、読める表に整えます。しかも重複や穴を拾ってくれます。
22. ミーティングの議事録をまとめる
歯科医院のミーティングのメモを、わかりやすい議事録にまとめてください。 メモ:[走り書きを貼り付け] 出力:短い要約、決定事項、そして担当者と期限つきのタスク一覧([担当者 — やること — いつまで])。事実に忠実に。メモにないことは足さないでください。
「誰も読み返さない書類」ではなく、動くタスクに変わります。
23. 院内ルールを文章にする
[医院名]の院内ルールの下書きを、[テーマ。例:キャンセル・無断キャンセルの取り扱い/滅菌チェックリストの確認手順/患者さんからのお申し出への対応]について、短くわかりやすく書いてください。 根拠にするのは私が渡すこの内容だけです:[こちらの要点] 平易で実務的、スタッフがそのまま従える文章にしてください。院長・管理者が具体的な数字などを埋めるべき箇所は明示してください。法令や規制の要件を勝手に作らないでください。地域の規則の確認が必要な箇所は、その旨をはっきり指摘してください。
たたき台を出させて、こちらで仕上げる。「法令を創作しない」という歯止め付きです。
24. 引き継ぎメモ
この終業時のメモを、[医院名]の次のシフト・翌日への引き継ぎとして整理してください。 メモ:[貼り付け。例:フォローが必要な患者さん、技工所からの戻り予定、発注が必要な在庫、未処理の案件] 優先順位をつけた短い引き継ぎリストにして、抜け漏れが起きないようにしてください。メモにある内容だけを使ってください。
フォロー漏れや技工物の取りこぼしが、シフトの切れ目で起きにくくなります。
25. 業者・技工所へのメール返信
[仕入先/歯科技工所]からのこのメールへ、丁寧な返信の下書きを書いてください。 先方のメール:[貼り付け] 伝えたいこと:[こちらの要点。例:発注の確認、納期の問い合わせ、作り直しの依頼] 明快で礼儀正しく、要点に早くたどり着く、簡潔な文章で。私が頼んだ内容だけを入れてください。
そっけなくならずに、事務のメールボックスが早く片づきます。
以上、5領域25本のプロンプトです。 大事なのはプロンプトそのものではありません。必要な瞬間に手元にあること。そして、くり返すもの(リコール、予約確認、口コミのお願い)を、誰かが「勝手に動くように」設定しておくことです。
プロンプトで終わらせず、実際に動く仕組みにしたい方へ
コピペは良いスタートです。しかし本当に効くのは、患者さんのこと、予約表のこと、治療計画のことを最初から知っているAIです。誰かが思い出さなくても、リコールが飛び、お見積りにフォローが入り、口コミのお願いが届く。
それが The Everything です。医院のメール・カレンダー・ファイルにつながり、その医院のやり方に合わせて設定されたAI。取りこぼした電話に応答し、未予約の治療を追いかけ、予約表の空きを埋めます。まずは、仕組みの全体像を示した無料ガイドから。
SG1 Consulting が、The Everything を使ってこの仕組みを構築・自動化します。裏側で実際に手を動かしているのが、このAI製品です。